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ファイナルファンタジータクティクス


えんえんとFFT。三章もクリアしました。
下手をするとゲームをはじめからやり直しすることになるほど恐ろしい難度を誇ると言われる、伝説の魔人ベリアル戦(三章ラスボス)に挑むに当たり、ここは即効重視で攻撃力もある忍者で!
とか思ったら、早々に忍者三人が全滅し、
仕方ないので白魔道士二人でホーリーかけまくったら、なんと倒せてしまいました。

白魔……恐ろしい子!


ということで晴れて算術も全部覚え、理想の無敵パーティーができあがったので、しばらく封印です。
どうせだったらPSPリメイク版で完全シナリオ見てやりたかったような。
PSP持ってるんだしー。

あ、ちなみにゲーム性は私が三日三晩猿のようにやっちゃったんで、面白さは折り紙つきなんですけども、ストーリーも良いです。
シナリオの文章が大変美しいです。派手にきれいなんじゃないんですが、二行×四回ぐらいの短い文章の中に、世界観と状況とキャラクターが凝縮されてて、そのうえ古典の教養の香りを感じさせつつ軍事の雰囲気も織り交ぜられてます。オープニング〜一章初めまでの台詞は特に白眉!

一、二章を見た時点では、天才は大変なんだな〜と思うと同時に、このての葛藤にそれほど共感しない私は間違いなく天才じゃないと自覚できて、じんわりとげんなりできるゲームでもあります。
ち…ちくしょう!(笑)
いや…ここは天才でない幸せをかみ締めるべきなのか。
無意味に悩ましいのう。

でも、昔から思ってたけど、
周囲から利用されるだけの才能だ才覚だ身分だがある分マシじゃないか〜と思うんですが、こんなのは力なきものの叫びなのですか。
何もないと取り合ってすらもらえないんだYO!という基本的なことを、高貴だったり天才だったりするみなさんは忘れているんではないですかッ……。

まあ人生ないものねだりってことですね。わかります。


ところで以下ストーリー考察。つうか雑感。

ゲーム内で唯一正しかったのは、ラムザとその仲間たちだと示されるわけですが、あの人は正義だなんだと言いながら、要するに有り余る才能と環境を利用しつつ努力を重ねてそのうえで好き放題やってるだけなんですが、それでOKと。むしろそれがOKと。
やっぱ、俗世や才能やらに惑わされず、
自分に正直になれということなんでしょうか
とりあえずラムザくんの前向きなやりたい放題マイ正義っぷりは見ていて気持ちがいいです。それは確かだ。

あ、今気づいたけど、ラムザと最終黒幕の神殿騎士の人たちは、「自分に正直」というところで対になってるんじゃないかな?
ルカヴィはそもそも自分に嘘なんかつかないですもの。
(ルカヴィというのは、異界の悪魔で、最終黒幕たちの種族名)

ディリータとかとかそのへんの、「歴史の真相」から遠い人たちは、「自分に嘘をついてる」から遠くなっていて、神殿騎士やラムザのような「歴史の真相」に近い人たちは「自分に嘘をついてない」状態で、そこでまた「心が正しいか正しくないか」、でまた対立していると。

心の正しさ、においてキーパーソンになるのがオヴェリア王女で、彼女をどう扱うかでその人の「心の正しさ」がわかるという試金石なんだと。
彼女を利用してしまったら失格。

そういえば三章のタイトルは「偽らざるもの」でした。
はー…つまりこれは、「自分を偽らざるもの」ということなのね。
一章の身分、二章の他人を利用すること、というのは、必要だけれど表層でしかなかったのね。
つまりテストですね。
「こんな厳しい現実を見ても、
こんな利用したら美味い汁を吸えそうな駒を見ても、
君は自分に嘘をつかず、正しい心を保つことができるのか?」
っていう試練なわけです。

それをクリアしたラムザは三章の時点で「(自分を)偽らざるもの」となっていて、そういう人間だからこそ始めて、四章で「愛」を語ることができ、だからこそ四章タイトルが「愛にすべてを」なのだ、と。

最後に愛を持ってくるのがいいですね。

で、「心が正しくて自分に正直」な人たちはラムザ側に付いて、
「心が正しくなくて自分に正直」な人たちは神殿騎士のルカヴィ側なわけで、最終的にラムザが正しいとされる、と。

そして、主人公ラムザと対になる英雄王ディリータは、既にオヴェリア王女を利用してしまっていたので、劇中で愛を語る資格を失い、王女様に愛を注いでもそれは受け入れられずに刺されちゃったと。

ちょっとここで気になるのがウィーグラフ。
登場時は「心が正しくて自分に正直」なカッコいい敵役だったのが、
再登場時は「心が正しくなくて自分に嘘をついている」となってる。
全合格→全脱落ですよね。そして愛を語る資格を失ったと同時に、
妹への愛も捨て、三章にて散ると。
おお、きれいにまとまっているぞ。

この形でいくと、エンディングでラムザとアルマは生きてていいような気がします。まあわからんけど。乗り越えた試練が物凄いので、「ひょっとしたら死んでるかもしれない」というあいまいな部分を残す方がテーマ的にも奥深いかも。

……す、スキが無いな。このゲーム。
PSP版で何のイベントを追加したんでしょう?
テーマとしては十分に語ってるので、
後は細かいところの調整、というぐらいしか残ってない気もしますが。
いや、細かいところのアラが多かったので、
そのへん調整してもらえたら娯楽としても楽しめるので嬉しいのですが。
でも本筋は崩さないでほしいなー。
すんごい完成度だもの。これは下手に追加して崩すのはもったいない。

いやーーーでも、すごいストーリーですねえ。
単純だからこそ奥深い。
確かにこりゃ名作だわ、めっちゃ今更だけど。
勉強になりますなあ。

四章は「愛を語りうる資格を持つ人間が、どのように愛を実行するか」ということがテーマなような気がするので(いや、気がするだけ。まだやってないから)、そのへんを意識してプレイしてみようかと思います。
その前にいろいろやることあるのですが…(笑)

でも、丸一日つぶせば3日で終わるゲームということが判明したので、
お金ができたらPSP版買いたいです。ゆっくり会話イベント見たい。
来年ってとこかな。
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